低用量ピルの服用で起こる可能性がある急性の副作用

生理不順や激しい生理痛など、月経に関わる様々なトラブルの治療や、避妊のために低用量ピルを服用している方、あるいは検討されている方。
低用量ピルの服用で起こり得る急性の副作用について、詳しく知っているでしょうか。
すでに服用されている方は医療機関から渡された注意事項が記載された冊子があるかもしれませんが、検討されている方向けに副作用について記載します。
まず、もっとも重篤な副作用として挙げられるのが血栓症です。
血管中で血液が固まった血栓ができ、これにより血流が悪くなった状態が血栓症です。
手足や目の静脈に血栓が詰まる静脈血栓症の発症率は、低用量ピルの服用でリスクが3.25~4倍になるという海外の報告があります。
また、そのリスクは服用開始から1年間でもっとも高いとの報告もあります。
ですが、この血栓が動脈系、たとえば脳動脈に詰まると脳梗塞を、心臓の動脈に詰まると狭心症や心筋梗塞が起こります。
これらは急性の副作用のため、症状があらわれた場合はすぐに救急医療機関を受診する必要があります。
急性の副作用である血栓症が疑われる症状は下記の通りです。
・突然の手足の痛み・腫れ
・手足の脱力・まひ・しびれ
・突然の押しつぶされるような胸の痛み
・激しい頭痛・舌のもつれ
・突然の視力障害
上記のような症状があらわれた場合はすぐに医療機関を受診し、その際には必ず低用量ピルを服用していることを伝えます。
これらの突発的な症状は血栓症の可能性があり、症状や程度によっては専門医による診断が必要となる場合もあります。
その際、誤診を防ぐためにも低用量ピルを服用している旨を必ず伝える必要があるのです。
低用量ピルは、生理などで悩んでいる女性にとっては大切な選択肢の一つです。
ですが、薬である以上、副作用が起こる可能性があるということも知っておいて欲しいものです。