都立高校推薦入試試験の評価ポイントとは

都立高校の推薦入試は学力テストなどは行われませんが、変わりに在学している中学校の通知表の成績や内申点を見る「調査書点」や個人と都立高校側の面接担当の教師による「面接」、受験者数名のグループで実施される「集団討論」、テーマや課題に応じた内容を執筆する「作文」などの総合的な評価によって合否が判断されます。学力テストとは違って、一つの正解がないので生徒のどのような部分を評価しているのかポイントが気になる方も多いと思います。一般的に都立高校の推薦入試で、評価されるポイントとして高いのは「コミュニケーション能力」と言われています。それは面接から作文までの課題を通して、相手の話を「聴く」能力や集団の中で自分の意見や考えを「話す」こと、文章の内容や意味を「読む」、「書く」といった能力が試験を通して試されているからです。

都立高校の推薦入試では、大まかにコミュニケーション能力が高く評価されますが、面接では生徒の雰囲気や話し方、志望動機など面接を担当する先生側から見て、高校生活をしっかり送っていけるかどうかの将来性が重要になります。集団討論では、「思考力」や「協調性」、「リーダーシップ」が重視され、積極的に発言することも大事ですが、他の受験者の発言にもしっかり耳を傾けることが大切です。目立つために他の人が発言中に遮ったり、あえて論破して自分の考えや意見を押し通す行為は返ってマイナスの印象を与えます。作文では、「文章力」や「日本語表現力」などが求められ、テーマや課題に対してしっかりとした理由付けや具体例などが記された文章が書けるかが評価のポイントになります。

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